Serial Experiments Lain!

※レインに関する一連の実験


やっとアニメをまとめ見できました。

3話まではよくわからないただ暗いだけのお話という感じ、4話くらいからレインが本領発揮?してきて、そこから一気に引き込まれて最後まで集中してみることができました。おもしろかった(小学生なみの感想




13年前のアニメだけどネタバレとかまだあるのかな…気にする人はこの先みないでください。



あらすじというかネタバレ:http://mugen.szero.net/cgi-bin/bbs/lain/mqbbs.cgi?MODE=MSG&NUM=3

よくまとまっててわかりやすいです、ありがとうございます。


参照:07:玲音とありすhttp://www.oct-net.ne.jp/~iwatanrk/dy07.html

参照のほうは独在論に基づいて分析していて最後の方は宗教じみているのでマジキチ感もあるけど lain の洞察に関してはすごく納得できました。詳しくはみてください。

統合してみると、アニメ版 lain は要するにありすを通じての玲音の成長記録なのですね、人間じゃないけど。




Serial Experiments Lain はメディアミックス作品ということでPSのゲームも発売されてるのですけど、これがまた胡散臭いらしく興味が湧いたのでいろいろ調べてみました。

参照:http://tomo0921.fc2web.com/lain.html

もうひとつ最後のEDについて細かく解説してるサイトがあったのだけど失念してしまいました…すごく胡散臭さが表記されていてよかったのに…(´・ω・`)



うるおぼえですけど、ゲームで玲音が必然的に死ぬけどエンディングでコンティニューが選択できる。「やりなおすことができるかもしれない」と希望をもってプレーするもどうしても玲音は死ぬ、そしてもっと悲惨な内容でエンディングになる、またコンティニューできるが今度はさらに…とこれを5回繰り返すと真のエンディングになるとか、なんという鬼畜ぶり。


この手法が評判となり自殺したくなるゲームということで、もともと出荷枚数も少なかったこともあって今でもプレミアム価格だそうですけど、僕はまったくもってやりたくありません。アニメでお腹いっぱいです。




アニメとゲームはシナリオや設定が異なりますけど、「存在は認識=意識の接続によって定義される」という考え方は共通しています。

アニメ9話にでてくる MJ12 MEMEX E.C.C.O. Xanadu Shuman Resonance の説明(実験的カットインすぎて噴いた)とかで、過去の歴史も事実かどうかではなく、実在したかのような(偽造の可能性を含んだままの)認識のもと、現在では事実として定義されているっていう説明がわかりやすい。


「記憶なんてメモリー、書き換えてしまえばいい。」っていうのは量子論的な時空認識にも近いというか、わりと真理なのかもしれない。




アニメでは、最終的にありすの認識によってのみ存在を定義されていた玲音が紆余曲折を経てその認識を消し、リアル世界での存在を消しさるもワイアードプロトコル7(第七世代)としてリアルとワイアードをつなぐ魔法少女(概念)のような存在に昇華していきました。

ゲームでは、玲音と先生の会話や記録をプレイヤーが認識したため、何度コンティニュー(リセット)しても一度認識した記憶(メモリー)は残りつづけ、lain のような存在になれないという諸行無常感をプレイヤーに与えてくれました。※最終的な真偽は不明


lain を用いた実験とはまあそういうものだと、わかれよ、と。さすがです。






OPの曲は内容みなくてもわかった気になるほど lain の世界を表現しててすごいと思う、好きです。


serial experiments lain sound track

serial experiments lain sound track

サントラもなかなか良いです。